新しい魅力ある「ふくろい」ブランドの創出を。

袋井商工会議所では、商工振興につながる地場産品の調査研究を重ねてまいりました。

その中で、「LCG米」という一般的な食用米より体内に吸収されるタンパク質が少なく、今後低タンパク米食事療法への利用が期待されている特殊な米が生産されていると知り、この米を使った地酒を開発、ブランド化することで、地域の商業振興、活性化に貢献できないかと考え、「地酒開発地域ブランド事業委員会」を設置し、商品化を進めてきました。



近年の地酒ブームと共に、静岡の蔵元の評価も高まっています。

それを支えているのが、現在袋井に居を構える川村傳兵衛氏が静岡県協業技術センターの技官時代に開発した静岡酵母です。

そして、その静岡酵母を使用し、高い評価を受けている蔵元の一つである、袋井市山田の國香酒造に醸造を依頼しました。

その味は、秘めたうま味の感じられるバランスの良い落ち着いた風味で、気のあった仲間との語らいにといったワイワイとした楽しい時間に適しているとの評判です。また、食中酒としていろいろな料理に合わせていけるとのこと。

名前は、袋井に生まれた高名な書家である川村驥山先生にちなんで付けられました。